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幼いときからシナスタジア(共感覚。文字や音に色を感じたり、逆に色に音や味を感じたりする特殊な知覚現象のこと)を持つ石田真弓氏。特に音から色が見える色聴の自覚があり、今も独特な感性を絵や立体で表し、オリジナルピアノ楽曲も発表しています。音楽とシームレスにつながった表現として絵画を用いる稀有で興味深い才能といえるでしょう。

アクリル絵具や油絵具による塗りのつぶれやかすれ、色の重なり合いや模様のようなものたちが作り出すユニークなハーモニーが、彼女の絵の最大の美質です。その時々の彼女自身が置かれた環境や内面世界が手から筆へと転送され、色合いはときにオーソドックスな油画の伝統を思わせるメランコリックな情緒をまとい、特にはストリートアートのようにポップで鮮やかな躍動で見るものの心を震わせます。

本作は、ピアノの音が風に乗り宙で残響になっていく様子を描いたという作品です。「窓を開けてピアノを弾いていると、音が次々と外へと飛び出して遊んでいるような気がします」(石田氏のステイトメントより)。個展「dialogue」(2021年、コート・ギャラリー国立)にて展示され好評を博しました。

風の対話-1

Dialogue between wind 1

Mayumi Ishida

SOLD OUT

More Details

キャンバスにアクリル絵具

acrylic on canvas

サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2020年
サイズSize
41x 53 cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
キャンバスを木枠に張った支持体です。そのままかけてもお楽しみいただけます。
作品IDItem ID
62947

Profile

栃木県生まれ。画家 / インスタレーション作家。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、2009年より本格的に創作活動を開始。音をテーマにした絵画やインスタレーション作品、サウンドトラックなどを制作。最近のおもな個展に「音の絵」('24年、代官山・Gallery子の星)、「音楽がきこえる」('20年、恵比寿・AL)など。その他、'18年、自身のアクセサリーレーベル「Opéra」をローンチし、'19年にはオリジナルピアノアルバム「décadence」をリリースするなど幅広く活動中。東京都在住。

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